GO-AHEADの日記

GO-AHEADで出版した書籍の紹介をします

君たちはすばらしい存在だ。-成功のため9つのステップ-12

君たちはすばらしい存在だ。-成功のため9つのステップ-

amazon kindleを出版しました。


 8.4 得た知識を活用できない理由


 得た知識を活用するためには
(1)知識を書き取り、できるだけ詳細に記述させること
(2)この知識を忘れないうちに、できればその日のうちに
 読み返すこと。
(3)この知識を、みんなに伝えること
(4)そして、できるだけ速やかに、この知識が活用できる
 ところがないか探し、繰り返し活用すること
 が必要です。

 

 特にこのうち、何度も繰り返して習慣化することが重要です。毎日実行することが一番良いのですが、時間を空けても繰り返して実行することが必要です。例えば、水曜日にはお酒を飲むのをやめて、休肝日にするとかです。

 

 また、様々な角度からの視点や観点からの、情報を得ると、情報が多すぎて混乱してしまいます。このため、情報はシンプルな方が良く、できれば1つか2つの本やセミナー、正しい練習を反復して繰り返すことが情報が多すぎて、実行できないことより断然良い結果となります。必要な知識を集中的に学んで、ピンポイントで断続的に実行します。そして、この知識やアイデアを発展させていくことによって、知識の活用が可能となります。このようなことを実践していくことで、知識が本当に身につき、知識に基づく実践的な活動が可能となります。

 

 たいていの人が知識をうまく実践できないのは、子供の頃の体験に基づいています。子供は親や環境を選ぶことはできません、しかも両親や兄弟などに頼りながら生活をしていかねければなりません。このため保護者となる人に気に入られようとする行動をします。このとき、保護者はどちらかというと、あれはダメ、これはダメというように,ネガティブな反応をすることが多く、あまりほめることはなかったのではないでしょうか。これは、学校の教育にも当てはまります。学校の教育もできるところよりも、できないところをできるようにする、どちらかというと、ネガティブな思考となりがちです。点数が良かった教科で褒められるより、悪かった教科でしかられることが多かったのではないでしょうか。

 このように、ネガティブな思考の状態に陥ると、情報も全て正しく受け取ることができず、斜に構えた見方をしてしまいがちです。このため、全ての情報の内の一部の知識しか受け取れることができなくなります。仕事で考えると、部下から上がってくる情報の、一部の良い情報だけを取り上げて、さらに上の上司に報告したり、悪い情報だけを取り上げて部下をしかってしまうようなことになりかねません。

 

 このような、ことにならないために、ポジティブな感覚で知識を吸収する必要があります。例えば、この知識を仕事に応用するにはどうすればいいかと考えながら、メモを取り熱心に集中して聞くことです。習った知識はそのまま、仕事に直結できることは無いと思われますが、想像力を発揮してその知識の応用の可能性を探っていく姿勢を出していくことによって、現われる結果が変わっていき、より良い成果が得られます。

 

 繰り返し知識を実践的に行うことが重要であることを話しましたが、少なくとも5回以上は実践してみましょう。5回以上繰り返すことによって知識が身につき、実戦が可能となります。

 

 山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」と言う名言があります。これには続きがあります。「 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」このように、人を仕事に向かわせて、なおかつその仕事の様子を見守ってやる必要性を説いています。