Re4:50歳から始めるラズベリーパイ-2
Re4:50歳から始めるラズベリーパイ
LibreOfficeでVBAプログラミング入門
amazon kindle版を出版しました。
3.1 なにはともあれ"Hello World"
ラズベリーパイのOSに付属している、LibreOfficeを使って、VBAプログラミングの入門を行ってみましょう。使用したモデルはラズベリーパイ3 モデルB(+ではありません。)ちょっと、遅いけどちゃんと動作します。
メッセージボックスに”Hello World”を表示させてみましょう。
・「ツール」→「オプション」を選択します。
「読み込みと保存」→「VBA属性」を選択し、全てにチェックが入っていることを確認します。
セキュリティのエラーが発生しで、マクロが動作しないときは
「ツール」→「オプション」→「セキュリティ」→「マクロセキュリティ」を選択して
とりあえず「中」のマクロを立ち上げるときに、注意が出るように設定しましょう。
「信頼されたファイル位置」に開いているファイルのフォルダを追加しすることもできます。
”Hello World”を表示させましょう。
「ツール」→「マクロ」→「マクロの管理」→「LibreOfficeBasic」を選択します。
そうすると、このようなウインドウが出てきます。
「無題」を選択し、「新規作成」を選択します。
そうすると、このような表示になりますので、そのままOKします。
そうすると、このような画面となります。
「無題1」の「+」をクリックして、「Standrad」の「+」をクリックして、「Module1」をクリックして、「実行」をクリックすると
まずはVBAで最も、ポピュラーなメッセージボックスに「Hello World」を表示させます。
プログラムは、次のようになります。
Sub MainとEnd Subの間にMsgBox("Hello World")を入れます。
MsgBox("Hello World")
End Sub
さて、マクロを実行するには「ツール」→「マクロ」→「マクロの実行」
で起動できるのですが、
「このタスクを実行するには、LibreOffice に Java 実行環境 (JRE) が必要です。」
のようなエラーが表示されますので、
JRE をインストールし、LibreOffice を再起動してください。
コンソールで次のコマンドを入力してください。
sudo apt install openjdk-8-jdk
マクロを実行するとこのように、メッセージボックスのウインドウが開き「Hello World」が表示されました。
ちなみに
Sub Main ~ End Subまでをプロシージャ
と呼びます。手続きとか処理をまとめたものの意味です。
また、いちいちCalcのウインドウに戻って実行するのは面倒なので
プログラムの編集画面の
「BASICプログラムの実行」または「F5」キーでも表示されます。