電験三種 理論 基礎力向上テキスト-1
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そちらも見て下さい。
電験三種(理論)は、一つ一つの問題をみると、それほど難しくはありません。しかし、この公式を覚えていたら解けるという問題は少なく、少しひねった問題が出題されます。他の科目も同様です。特に理論の直流回路、交流回路、三相交流回路は、電力、機械、法規でも出題される重要な科目となります。
令和元年度の合格率は9.3%と 難しい科目の一つです。科目合格制度がありそれぞれの合格率は理論15.0%、電力13.6%、機械19.2%、法規14.1%となっており、科目により難易度があります。その年によっても難易度が変わります。鉛筆を転がして合格した人もいますが、やはりよく勉強することが長い道のりのようですが、最も近道となります。
理論は主に、
・電界
・磁界
・直流回路
・交流回路(三相交流回路)
・過渡現象
・電子工学、電子回路
・電気電子計測
+B問題
の順に出題されます。
過去問と同じ問題が出題されることはほとんどありませんが、似た問題が出題されることは良くあります。ただし、過去問だけでは合格は難しいかもしれませんが、過去問が80%程度解けるようになると、合格に一歩近づきます。
100点とる必要はありません。60~70%が確実に取れるように学習しましょう。
マークシートですので、以下の点に注意して受験しましょう。
・名前と受験番号など間違いなく記入しましょう。
・マークシートのマークの位置を間違えないようにしましょう。
・選択問題がありますのでこれも間違えないようにしましょう。
時間との闘いになりますので、次のような手順で確実に点を取っていきましょう。
① 全体を把握する。
・ 確実にできる問題○
・ 少し自信がないが、解けそうな問題△
・ ほとんど分からない問題×
の三つに分け、○△×をテストの端の方に書きます。
※計算時間のかかる問題は後回しにしましょう。
②問題をよく読みましょう。「正しいもの」「間違っているもの」と間違いやすい問題もあります。
③○、△、×問題
○問題:確実にしかも素早く解いていきましょう。
△問題:まず解いてみて、解けそうになかったらすぐ次の問題に移りましょう。
×問題:消去法を使い選択肢を少なくしましょう。