スクラッチによるプログラミング的思考入門-2
スクラッチによるプログラミング的思考入門-2019年版
amazon kindle版を出版しました。
1.スクラッチの使い方
スクラッチはMITのメディアラボで作成されたもので、子供向けとはいえよくできたプログラミングツールです。プログラミング的思考を学ぶには持ってこいです。
スクラッチにはオンライン版とオフラインがあります。オンライン版はWeb上からできます。オンライン版を小中学校で行う際にはIDやパスワードの管理の問題や、勝手にゲームをダウンロードして遊ぶこともありますので、要注意です。
スクラッチオンライン版のURLです。
https://scratch.mit.edu/
Adobe Flash Playerを動作させる必要があります。通常は動作しています。
「作ってみよう」をクリックしましょう。
「サインイン」することによって、プログラミングしたものを、全世界に公開したりすることができます。
はじめての場合はチュートリアルで勉強することもできます。ここではチュートリアルは×をクリックして閉じましょう。
サインインすると世界と交流できるのですが、このときのユーザー名IDやパスワードの管理が後々問題になりそうですね。
サインインせずにプログラムできますので、ここではサインインせずにプログラミングします。
ダウンロード版を使用することができます。
ダウンロード版は次のURLにあります。
https://scratch.mit.edu/scratch_1.4/
Windows版をダウンロードするときはここをクリックしましょう。
がダウンロードされますので、これをクリックしてインストールしてください。
操作を説明する上で画面の名前と機能を説明します。
①ステージ
ここにプログラミングの結果が表示されます。
画面の大きさ480×360ピクセルです。
②スプライト
アニメでいう透明なプラスチックの板の上に書いたセル画のようなものです。この透明な板を動かしたり」、重ねたりして動きなどの表現をします。
キャラクターと考えれば良いでしょう。
用意されているスプライトが表示されます。
③ブロックパレット(プログラムするブロック)
ブロックパレットにプログラムのブロックが配置されています。
この中から、プログラムを選択します。
「動き」「見た目」「音」「イベント」「制御」「調べる」「演算」「変数」「ブロック定義」が配置されており。
このそれぞれの項目をクリックすることで、その項目のプログラミングブロックが表示されます。
④スクリプトエリア(プログラムするブロックを配置するところ)
スクリプトエリアはプログラムするブロックを配置するところです。
スクリプトからブログラムするブロックをスクリプトエリアにドラッグ&ドロップしてプログラムを作っていきます。
プログラムのブロックはどこに配置してもかまいません。左端の上から配置すると良いでしょう。
プログラムのブロックの数が多くなってくると、画面上を右クリックすると「きれいにする」が出てきますので、プログラムのブロックの整理ができます。
「削除」や「コピー(複製)」したいブロックを右クリックすることによって、コピーや削除することができます。
「10歩動かす」を
「10回繰り返す」をしたいときは、
「10歩動かす」を「10回繰り返す」に移動させると
中にはめ込むことができました。
このように操作して、プログラムのブロックを組み合わせていきます。