GO-AHEADの日記

GO-AHEADで出版した書籍の紹介をします

moodle3による教材作成の基礎の基礎-1

moodle3による教材作成の基礎の基礎

amazon kindleを出版しまています。

そちらも、見て下さい。


1.はじめに

 Moodleはバージョンが3となり、バージョンの1.9より使い勝手が大きく変わってきています。例えば、ファイルシステムが変更されたり、数式はMathJaxが使えるようになっています。アピアランスを変更すると、編集ボタンなどがどこに行ったのか分からなくなってしまったりします。設定する項目が多くなったのは良いのですが、カタカナ表記が意味が分かりにくいものも散見されます。


 しかしながら、Moodleは通常の販売されてるLMS(Learning Management System)と同じ程度の学習効果があり、サーバーを管理できればこれで十分な機能を備えています。

 

 eラーニング教材はつくるのは,たしかに時間がかかって面倒ですが,それを上回る利点があります。利点としては次のことがあげられます。

・まず間違いなく学生の成績が上がります。勉強すればするほど成績が向上する当たり前の結果が得られます。
(もし,成績が上がらなかったら,明らかに作り方が悪い、もしくは生徒・学生にeラーニングをやらせなかったということです。)


・一人一人補習を行ったのと同じ効果が得られます。
・一度つくってしまえばほとんど手がかからない。

 

 ほとんどの方が、eラーニングの学習効果に懐疑的です。しかし、絶大な効果があります。私の行っている講義では試験の平均点が60点から80点に向上したり、別の講義では一人あたり500回以上の小テストを受験し、クラス全体では数万回の小テストを受験しました。これにより別のクラスと圧倒的な差をつけて、クラス平均が前年と比べ劇的に向上しました。このようにeラーニングを使って講義を行えば、成績下位の学生だけでなく上位の学生まですべての学生が、平等に教育を受けることができます。

 

 最近、大手の予備校や塾でeラーニング教材が用いられています。経費削減の意味もあると思いますが、教育効果が高いのも事実でしょう。ほとんどの家庭でスマートフォンを持っている現在、これを利用しない手はありません。これを機会にぜひ、eラーニングを使用してみてください。