GO-AHEADの日記

GO-AHEADで出版した書籍の紹介をします

Re:50歳から始めるArduino UNO-1

Re:50歳から始めるArduino UNO

amazon kindleを出版しました。


1.まえがき
 ロボット工学が学べるH8マイコン実験装置を開発して、かなりの年月が経過してしまいました。マイコンはH8マイコン、PICやラズベリーパイを使うようになってきました。最近ではmicro:bitなどのいろいろなマイコンが出てきているのですが、Arduinoはまだ使ったことがありませんでした。

 パソコンにArduinoのソフトウエアが入っているということですので、このマイコンを使うことになりました。Arduinoは発売されてから10年以上もたつ、この分野にしては歴史はかなりあります。イタリアの開発者らしくArduinoは飲み屋さんの名前から採用したというのは有名ですね。プログラムのことをスケッチと呼んだり、なんとなくらしさがあります。Arduino UNOのCPUはATmega328Pですが、様々な種類のArduinoが発売されており、UNOと比べCPU(ATmega32U4)やI/Oの数が少し増えたArduino Leonardo、小型化したArduino Micro、UNOと比べメモリやI/Oを増やしたArduinoMega、ARMコアを搭載したハイスペックなArduino Due、など様々な種類が存在します。


 本書では最も一般的なArduino UNOを用いたブレッドボードでの実験、およびロボットの製作と動作実験をします。LEDの点灯から超音波センサーの使い方、アナログ入力の赤外線距離センサーなどの実験や、サーボモーターの動作実験、シリアル通信、I2C通信の実験、LCDの表示などの実験を行い、ロボット製作の基礎実験を行います。そして最後に、自律ロボットを製作し、前方の障害物を避けて動作するロボットの動作実験までを行います。

 

 始めてArduinoを使って、1週間ほどでロボットまで作成できましたので、ArduinoはIoTの学習をする第一歩として最も適しているCPUボードの一つと言っていいでしょう。本書を用いてArduinoの学習を初めてみましょう。