GO-AHEADの日記

GO-AHEADで出版した書籍の紹介をします

ZEN PLCで作るシーケンス制御実験装置の製作-1

ZEN PLCで作るシーケンス制御実験装置の製作

amazon kindleを出版しました。(無料で登録しようとしましたが、よく分かりませんでした。)


 

 omronのZENシリーズです。コネクタが少し貧弱で、プログラム自体も短いものしか入力できませんが、直接シーケンサに打ち込むことができる、目から鱗の画期的なPLC(Plogramable Logic Controller)です。今後はこのZENシリーズのPLCの実験装置を用いて授業を行っていく予定です。

 

 1. ZENの実験装置

 図のようなZENの実験装置を製作します。入力は8点、出力は12点の実験装置です。

 

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 電源が直流の20C1DR-D-V2の場合、回路は次のような回路になります。ここでは、一つしか示していませんが、拡張I/Oを接続して、出力と入力数をそれぞれ4つずつ増加しています。5Vは7805の三端子レギュレータを用いて、DC12~24Vを5Vに変換しています。

 

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直流の場合の接続方法です。ここでは、+側をCOMに接続しています。この場合は、アナログ入力端子が使用できません。アナログ入力端子を使用する場合は-側を接続して下さい。図では+側をCOMにしていますが、実験装置では-側をCOMに接続しています。

 交流電源の場合は図に示すような配線をします。このとき交流回路の電源の場合、電源電圧が100Vですので、十分注意して配線して下さい。100Vの接続例です。

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100Vの電源を5Vから作る必要があります。すごく昔に購入したAC100Vから、DC5Vに変換する回路を流用しました。